ポートレイト
この作品で奏でられる感性は同じ曲を他人が弾いたらつまらなく聞こえてしまう程の素晴らしさが有ります。 BGMとして疲れを癒す目的で聴こうとしてもじっくり聴き入ってしまう素晴らしすぎる感性、技術とでもいうのでしょうか。 音源でこれだけの表現が出来るのですから、生演奏をいつか聞いてみたいと思わずにはいれない作品です。
ショパン:ノクターン全集(通常盤)
CD製作会社の方針か?なぜ店頭で視聴させてくれないのか
と思ったら、実際に購入してみて分かったこと。
どんなに名手が演奏しても、曲そのものの凡庸さはカバー
しきれないってこと。
本当に、有名になる曲といつまでもマイナーな曲のまま
っていうのには、それなりの理由があるってことが
よくわかりました。
ショパンのノクターン、有名なのは第一番、第二番と
遺作になった第二十番くらいであとは十把ひとからげ
じゃないけど、よほどのマニアックなショパン好きか
研究者ででもなければ、聴き込まないような渋い作品
ばかり、ちょっと聴きには大同小異でみんなおんなじ
調子で、途中で眠くなってしまった。
そこを、がまんして何時間も聴き込んでいくと
だんだんとそれぞれの曲の良い点もすこしずつ
見えてくるんだけど、、、とにかくちょっと
忍耐力のいるCDです。
なお、通常盤での評価なのでDVDで観るとちょっと
印象に残る部分が多いのかも?
ライヴ・イン・コンサート [DVD]
難曲ばかりを収録しているDVDなので、勿論ミスタッチはある。
(おそらく編集は殆どしていないかと思われる。)
しかしそれは、ショパンコンクールを生で聴いていても全く同様である。
ミスタッチを聴く必要は無いのである。彼の音楽への情熱が溢れている事には変わりが無い。
このDVDは音質も非常に良い。曲目も有名で難曲ばかりなので、価値が高い。
演奏スタイルの方で、少し賛否両論があるのかもしれないが、私はそれほど気にならない。
とても紳士的でアイドルとしての素質を持っている彼を、純粋に尊敬できる。
ラヴェル:ピアノ協奏曲
素晴らしい演奏だと思います。
難解なプロコフィエフの2番のコンチェルトを、
立派に演奏した秀演です。
小澤、ベルリン・フィルのサポートもかなり上手くマッチしていると思います。
ラベルもなかなかいい演奏です。